医療の力で首のしわを解消
首のしわは毎日のスキンケアで少しでも目立たなくしたいものですが、どうしても気になる場合は、美容医療の力を借りるのも良いかもしれません。
早めにケアすることで、効果も高くなります。
美容医療で、首の横ジワを解消しましょう!
顔が見た目に若くても、その下の首がしわだらけでは、見た目年齢が一気に下がってしまいます。
そこで、美容医療で行なわれている「セル・リバイブ(多結晶板療法)」が注目されています。
略して「PRP」とも呼ばれています。
そもそも、どうして首の横ジワはできるのでしょうか。
場合によっては、20代の女性でも、横ジワができてしまうことがありますよね。
それは、もともとの首の構造が関わってきます。
首は、前後左右に伸び縮みする「蛇腹」のような構造になっています。
動きによって、横ジワが出やすい構造なのです。
問題は、その蛇腹の動きによってできたしわが固定されて、消えなくなってしまうことです。
なぜしわが固定されるかというと、コラーゲンやエラスチンなどの弾力成分が減少してしまうことにより、皮膚の復元力がなくなってしまうせいです。
また、日常的な動作以外にもスキンケアによる乾燥や、紫外線による光老化によっても、皮膚は復元力をなくしてしまって、しわとなりやすくなります。
これまで、首の横ジワはなかなか有効な手段がありませんでしたが、「セル・リバイブ(多結晶板療法)により、高い効果が得られることがわかっています。
セル・リバイブは、自分自身の血液から抽出した高濃度の血小板液を、老化が気になる部分に注入する療法です。
これにより、皮膚の自己再生能力が高まり、しわやたるみの改善に役立ちます。
皮膚の自己再生能力を高め、しわやたるみを改善する治療法です。
自分の血液を使用するので、注入したあとのアレルギーや副作用の心配が少ないことが特徴です。
もともとは、目元のちりめんじわやほうれい線のための両方として導入されたものですが、首のしわにも効果があることがわかっています。
細胞を活性化させることで、肌に厚みが出て、目元や口元、首など皮膚の薄い部分に特に効果が出やすいためです。
セル・リバイブの療法を順を追って解説していきます。
〜セル・リバイブの流れ〜
@採血
まずは、自分の体から血液を抜きます。
これが注入するセル・リバイブのもとになります。
一般的には、注射1本分(16cc)程度採血されます。
A血液から血小板を分離
フタのついた専門容器に血液を移し替えます。
遠心分離機で15〜25分間まわし、血液を赤血球、多血症板溶液、上澄み液の3層に分離します。
B多結晶版溶液を注射器に移す
細胞の再生力を促すFGF(線維芽細胞成長因子)を加え、混ぜ合わせたものを注射器に移します。
C注入
多血小板溶液を横しわの上に細かく注入します。
首全体で平均100回以上注入します。
注射後に多少の赤みが出ることはありますが、赤く膨れた状態が半日ほど続いたあとは、ひいていきます。